2012年12月13日

沖電線、マシンビジョン用ケーブルを開発 高速伝送・高耐久可動

 沖電線はこのほど、USB3・0規格準拠の高耐久可動ケーブルを、国内で初めて開発したと発表した。「USB3 Vision可動ケーブル」として2013年2月に販売開始予定。最大毎秒5ギガビットの高速データ伝送と、高耐久可動性を兼ね備え、産業機械などのマシンビジョン(目視検査システム)に適する。

新製品・新技術 マシンビジョン用のケーブルは、検査機器などの装置とカメラをつなぐ。被検査物を高精細に撮影する場合、高速伝送が求められる。部品・基板などの被検査物やカメラ自体が動くことも多く、高い可動性と耐久性も要求される。

 沖電線は産業ロボット用ケーブルで培った技術を応用し、USB3 Vision対応の高耐久可動ケーブルを実現した。USB3 Visionは、米国のマシンビジョン業界団体AIAがUSB3・0規格をベースに策定したインタフェース規格。

 1000万回以上の摺動耐久性能を確認しており、USB3 Vision準拠のスクリューねじ付きコネクターで、高い接続信頼性も確保する。部品自動実装装置や外観検査装置、医療用検査装置、半導体・液晶の露光装置への適用を見込む。

スポンサーリンク