2013年5月29日

産総研、太陽電池に酸化チタン皮膜 低コストで出力低下抑制

 独立行政法人の産業技術総合研究所(産総研)はこのほど、酸化チタンの薄膜を使って太陽電池の出力低下を防ぐ技術を開発したと発表した。昨年、欧州ではメガソーラーの出力が低下する「PID現象」が大きな問題になった。今回発見した技術を実用化できれば、こうした現象への対策を低コストで行うことが可能になり、国内でのメガソーラー普及にもつながる。来月4―5日につくば国際会議場(茨城県つくば市)で開催される「産総研太陽光発電工学研究センター成果報告会」で発表する。