2013年7月24日

産総研、CNT銅複合材を開発 電流容量、銅の100倍

 産業技術総合研究所は、単層CNT融合新材料研究開発機構(TASC)とともに、単層カーボンナノチューブ(CNT)と銅を用い、銅と同程度の電気伝導度を持ち、銅の100倍まで電流を流せる複合材料を開発したと発表した。今後は、CNT銅複合材料の大面積製造プロセス開発と配線形状の作製を目指す考え。10月31日と11月1日の両日には、産総研つくばセンターでオープンラボでの実物展示などが行われるため、これを通じて実用化に興味のある企業と連携し、新たな用途開拓を進めていく方針。