2009年1月14日

鉄スクラップ、炉前価格が反発局面

 電炉メーカーの鉄スクラップ購入価格(H2ベース・中心値)は、海外マーケットの影響を受け反発局面を迎えた。輸出価格が国内の水準を上回っており、東京地区は約1カ月半ぶりに上昇、大阪地区も底値を固めた。

 これまで購入を控えていた韓国や台湾のメーカーからも、日本玉に対し引き合いが出始めている。直近の東アジア向け輸出成約価格(H2・FOB)はトン2万2000円前後。米国玉の輸出価格(到着ベース)も上向いており、足元では台湾向けでCFRトン280米ドル(約2万5000円)の新規商談が聞かれる。

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