2009年1月21日

高炭素フェロマン、5万円超下げ ほぼ決着

 国内合金鉄メーカーと鉄鋼メーカーの1―3月積みマンガン系合金鉄価格交渉がおおむね決着してきた。日本の合金鉄メーカー、商社などによると、高炭素フェロマンガンで、ピークだった昨年10―12月に比べ5万円以上安いトン29万円前後になったようだ。

 昨年後半からの世界的な鉄鋼減産で国際価格が下げ調整にあるためだ。国際相場は底打ちから一部反発しているものの、需要の先行きはなお不透明。当面は中国合金鉄メーカーの四半期積みマンガン鉱石調達価格の動向が焦点になる。