2009年1月28日

粗鋼生産2000万トン割れも、40年ぶり低水準 1―3月

 2008年度第4四半期(09年1―3月)の全国粗鋼生産量が2000万トンを割り込む可能性が出てきた。

 世界同時不況による鉄鋼需要減に対応するとともに、高水準にある鋼材在庫の圧縮を目的に高炉・電炉メーカー各社がそれぞれ減産幅を拡大しているため。四半期粗鋼が2000万トンを下回ることになれば、68年度第4四半期(1828万トン)以来、40年ぶりの歴史的低水準の生産となる。