2009年2月12日

大間原発、鉄筋8万トン 建設全国11基、鋼材需要増へ

 【仙台】下北半島で建設が進む大間原子力発電所(青森県下北郡大間町)で高炉・電炉製の鉄筋用棒鋼の需要が今後2―3年間に約8万トン発生する。高炉製の高強度鉄筋用棒鋼は原子炉棟などに計3万9000トンが使われ、09年夏から11年にかけて工事が進む予定。

 自動車や建設の棒鋼需要が急減するなか、各棒鋼メーカーは原発関連需要の受注に乗り出している。大間の電気出力は東北最大(138万キロワット)だが、全国で建設見込みの原発11基の大半が大間と同規模か、それ以上。原発の大型化に耐震基準の厳格化が加わり、原発用鋼材の需要は増えそうだ。

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