2009年2月18日

印ジンダルステンレス、能力年250万トンに拡大

 印最大のステンレスメーカー、ジンダル・ステンレスは2011―12年に新製鉄所を稼働させ、既存工場の拡張と合わせてグループ連結の生産能力を年間250万トンと約3・5倍に拡大する。金融危機や07年からの価格高騰で一時的に縮小した市場の動向をみて予定を1年延期した。

 200系など低ニッケル製品の生産増を視野に入れ、「クロムやマンガンの鉱山獲得に投資する」(N・C・マトゥール取締役)。原料からの一貫した生産体制を築き、コスト競争力を高める考えだ。