2009年2月20日

印ブーシャン、第2一貫製鉄所建設 熱延・厚板に進出

 印冷延大手のブーシャン・スチールは2つ目の高炉一貫製鉄所を建設する。粗鋼生産能力は年間300万トン。鉱石資源の豊富な印東部の西ベンガル州を選び、建設時期は「土地取得次第だが15―16年後になる」(ニッティン・ジョハリ取締役)見通し。住友金属工業の出資を含む技術協力を視野に入れ、熱延鋼板と厚板に進出する考え。

 同社初の500万トン製鉄所を建設中で2012年に完成する予定。鉱山開発と合わせた上工程の連続増強で競争力を高め、自動車向け冷延鋼板など高級鋼板市場のシェアを広げる。