2009年3月5日

鉄鋼主原料、09年貿易は縮小=原料炭で10%減

 豪州農業資源経済局(ABARE)の見通しによると、2009年の原料炭の貿易量は2億800万トンと前年比10・7%減少する。鉄鉱石の貿易量は8億5300万トンと4・6%減少する見通し。

 世界的な粗鋼減産の拡大で主原料の需要が冷え込んでおり、中国の比重が低い原料炭により大きく響く見通し。09年度積みの年間契約価格は過去最高値を付けた08年度レベルから大幅に下がり、値下がり傾向が2010年度以降にも及ぶ可能性を指摘している。