2009年3月19日

シーヤリング工場、赤字幅縮小に注力

 シーヤリング工場(本社=堺市西区、永吉明彦社長)は来期(2010年3月期)、母材在庫の評価損などにより経常赤字を予想しているが、赤字幅の縮小に注力する。主力の切板事業は上期(4―9月)で月間平均1200トン、下期(10月―10年3月)で1450トンの加工量を計画している。

 また、今年10月から熱処理事業を開始するが、稼働後は4直3交代体制で月間1500トン以上の加工を予定している。設備投資は極力抑制するが、岸壁のシャトルクレーンの修繕と工場の屋根の更新を予定している。コスト低減や歩留まりの向上も推進する。