2009年3月24日

日本電工、30億円投じ新工場 リチウム電池正極材

 日本電工は23日、リチウムイオン電池の正極材料、リチウムマンガンスピネルの新工場建設を決めたと発表した。20億―30億円を投じて富山県の既存工場敷地内に1期分として年産2000トン規模の工場を建て、年内に完工。2010年春から出荷を開始する。

 10年以降の増強の検討に入っており、将来は1万3000トン体制を視野に、電気自動車やハイブリッド車など大型電池用の大規模な需要に対応する方針だ。