2009年4月1日

溶接鋼管専業、6割減産を継続

 大手溶接鋼管専業メーカーは、4―6月の電縫鋼管生産(溶協製品)について、前期(1―3月)で実施した前年同期比50―60%マイナスとなる大幅減産を継続する動きだ。

 世界同時不況で自動車や建設機械向け機械構造用鋼管(STKM)の需要が激減するとともに、一般構造用鋼管(STK)や中径角形鋼管の建材用鋼管も不需要期に突入するなど最悪の経営環境下で、「採算が悪化しても、無駄なものは生産しない」(大手溶接鋼管メーカー)との姿勢を堅持する。