2009年4月3日

日新製鋼、中計先送り 収益基盤立直し

 日新製鋼は本年4月にスタートを予定していた中期経営計画を先送りすることを決めた。世界同時不況の影響で経営環境が急速に悪化し、鉄鋼需要など先行きの動向が不透明なため。

 2009年度はコスト削減を中心に収益基盤を立て直す年と位置づけ、前年比1・3倍強となる100億円以上のコスト削減を実施するとともに、プロセス・イノベーションの確立、製造実力の強化、中長期の国内外事業戦略の策定などに注力する。