2009年4月3日

鉄スクラップ、2カ月ぶり上昇基調

 国内鉄スクラップ相場が約2カ月ぶりに上昇基調に転じた。東アジア向け輸出価格がけん引。今月に入り、国内の一部電炉が鉄スクラップ買値の引き上げに動き出した。

 東アジア向けの新規輸出価格(H2)は国内相場をトン当たり3000―4000円上回っているが、電炉・高炉メーカーとも鉄スクラップ需要は低水準で推移しているため、「今後、どこまで相場が上昇するかは輸出数量次第」(流通筋)となりそうだ。