2009年4月13日

異形棒鋼、国内需要減 850万トン

 異形棒鋼の2009年度の国内需要は3年連続で減少し、32年ぶりの低水準に落ち込む可能性が出てきた。大手商社、電炉メーカーは800万―850万トンとみているようだ。前年比で最大1割の減少に相当する。

 先々の需要動向はプラス、マイナス両面あるため読み切れない部分もあるが、政府の公共投資による需要の下支えを考慮しても、建設計画の中止や延期が多く、民間投資の落ち込みにより、需要の回復力は鈍いとみられる。回復が遅れれば、さらに下振れする懸念もある。