2009年4月21日

東京製鉄、異形棒除き据え置き

 東京製鉄は20日、5月契約の鋼材店売り(一般流通)価格を発表、異形棒鋼をトン当たり2000円引き上げ、その他品種は据え置いた。下げ過ぎた異形棒鋼を3カ月ぶりに値上げ(販価5万1000円)するとともに、在庫調整が進んでいるその他品種を3カ月ぶりに据え置いた。

 「市況に底値感が台頭してきた」(大堀直人常務)とし、先行して需給改善が進むH形鋼などの条鋼品種を、6月契約で値上げする可能性も示唆した。また5月契約から溶融亜鉛めっきコイルの熱延下地材(1・6―2・3ミリ)を新たに追加する。

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