2009年5月1日

日立金属、設投圧縮 198億円

 日立金属は2009年度からスタートする予定だった新中期計画の本年度中の策定を、経済危機による緊急対策を優先するため、見送った。こうした状況を受けて設備投資も総額198億円と前年度の438億円から大幅に圧縮、研究開発費も117億円と前年度の131億円を下回る。

 設備投資は能力増強などを対象とせず、合理化投資、環境関連分野など成長が見込まれる分野に特化する。事業構造改革を加速し、07年度と比べ、70%程度の操業度でも営業利益100億円の確保をめざす。