2009年5月8日

城南製鋼所、生産体制 品質・コストを重視

 細物小棒電炉メーカーの城南製鋼所(本社=埼玉県川口市)は、従来の生産性を重視した体制から、安全・品質やコストを重視した体制にシフトしている。2年前から進めてきた粗ミル(全8基)のスタンド更新をこのほど完了。設置スペースが限られるためコンパクトな伊ダニエリ製を国内で初採用した。また、熱間渦流探傷機を2台設置したほか、大結束機1台、小結束機3台(全6台)を更新した。

 2005年度からスタートした改善提案活動にも引き続き注力しており、安全・品質やコスト競争力の向上をめざしている。毎月実施している成果発表会も教育効果向上に貢献している。