2009年5月11日

高炉5社の鋼材出荷、2割超減

 新日本製鉄、JFEスチールなど高炉メーカーの2008年度下期の鋼材出荷・販売量は、5社すべてが前年同期比で20%を超える大幅減となった。下期以降の世界的な鉄鋼需要減退に対応して各社ともに鋼材出荷を抑制したためで、とくに第4四半期は新日鉄の出荷量が前年同期比45%減となるなど歴史的低水準に落ち込んだ。

 08年度の鋼材出荷量は住友金属工業を除く4社が2ケタ減となった。各社ともに上期は前年同期を上回る高水準で推移したが、世界景気が急変した下期が大きく落ち込んだため通期の出荷量が減少した。