2009年5月14日

独・ティッセン、中間期7年ぶり赤字

 独鉄鋼大手のティッセンクルップが12日発表した1―3月決算によると、純損失は3億6200万ユーロ(465億円、前年同期は5億200万ユーロの利益、10―12月は1億6300万ユーロの利益)と2005年7―9月以来の最終赤字を計上した。中間期でも02年9月期以来の赤字を計上。

 受注が半期で前年同期比25%減少するなど数量、価格の落ち込みが響き、09年9月通期の特別項目を除いた税引き前段階で赤字を見込む。コスト削減などの緊急対応を通じて収益を改善する方針だ。