2009年5月22日

経産省、中国の能力削減で一致 工業情報化省と協議

 経済産業省と中国の鉄鋼産業など産業政策を所管する工業信息化部(工業情報化省)との第1回次官級定期協議が、このほど北京で開催され、対鉄鋼産業政策についても討議した。

 日本側は金融危機による世界同時不況の中で過剰生産、過剰供給が市場を不安定にし、原料価格の高騰も招くと指摘、過剰生産能力削減による抑制を求めた。中国側も価格と生産量では価格を優先すると市場安定化を念頭に過剰能力、旧式で環境負荷の大きい設備の淘汰を急ぐ考えを述べ、認識が一致した。