2009年5月29日

東洋鋼鈑、中国で売上げ100億円

 東洋鋼鈑は次期中期経営計画の最終年度となる2012年度末までに中国で缶用材料のめっきや鋼材結束機組み立てなどの工場を3―4カ所つくり中国での売上高を年間100億円規模に増やす計画だ。28日開催の09年3月期決算説明会で田中厚夫社長が明らかにした。

 本年7月ごろから次期中期経営計画の策定に着手し、4月に設立した結束機、硬質合金などを販売する子会社、上海東洋鋼鈑商貿の事業拡大を進めるとともに現地生産を視野に入れる。東洋鋼鈑の親会社で飲料缶最大手の東洋製缶も中国事業の強化を打ち出しており、グループ間の相乗効果も期待している。