2009年6月1日

09年度溶材出荷、10%減30万トン割れ

 溶接材料最大手の神戸製鋼所・溶接カンパニー(カンパニープレジデント=粕谷強常務執行役員)は2009年度の溶接材出荷が国内外合わせて30万トンを若干割り込み、前年度比10%前後減少するとみている。国内は前年度と比べ1割弱減の14万トン、海外向けは欧米を中心に同1割強減少し15万トン程度まで落ちるとみる。

 需要減退局面でも利益を出せるような体制づくりを進め、コスト減と生産効率化を進める一方、自社の強みを生かした「世界のリーディングカンパニー」をめざす方針は変わらない。世界大手の米リンカーン・エレクトリック、欧エサブに勝る競争力をつける。

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