2009年6月2日

神鋼商事、海外比率5割に引上げ

 神鋼商事は2009年度以降、地域では中国、品種では鉄鋼原料を拡大する。08年度の総取引に占める海外取引比率は約25%だったが、5年後には約2倍の約50%に引き上げる。

 中国では、総合商社機能を持った神鋼商貿易〈上海〉を中核に据え、鉄鋼、非鉄金属、機械・情報、溶材の全セグメントで対応を強化する。鉄鋼原料では、08年度から神戸製鋼所向け鉄鋼原料の輸入業務を開始したことで売上高が3000億円増加した。今後も鉄鋼原料分野を拡充し、米国やブラジルなど、米州でビジネスを拡大していく。