2009年6月19日

鉄鉱石価格、「11年以降に再上昇」 アナリスト見通し

 スウェーデンのローマテリアル・グループのシニアパートナー、マグナス・エリクソン氏は2011年以降、鉄鉱石価格が再び上昇に転じるとの見通しを示した。世界の粗鋼生産が今後2、3年で08年レベルを回復する前提で、11年以降、鉄鉱石需要も拡大に転じると予想。

 鉱石品位の低下などで鉄鉱石の生産コストは20年に向けてトン55―70ドルレベルで推移すると見ており、コスト増を相殺する技術開発が今後は鉄鉱山の競争力の点でより重要になると指摘した。