2009年6月22日

三興製鋼、仕上げ圧延ミル更新

 関東細物小棒電炉メーカーの三興製鋼(本社=神奈川県平塚市、鈴木良三社長)は、今夏をめどに一部仕上げ圧延ミルを更新すると同時に、圧延ミルのモーターを順次交流化する。設備投資額は3億円弱。老朽化設備の更新を図りながら、メンテナンス面など作業効率の向上を狙う。「厳しい需要環境が続いているが、コスト競争力の強化などに引き続き力を入れる」(鈴木史郎専務)という。

 7月27―31日の定期修理時に本工事を行う。三興製鋼は粗圧延ミルが8基あるほか、細物と太物サイズを製造している中間・仕上げ圧延ミルがそれぞれ8基ある。今回、老朽化が目立っていた細物の仕上げ圧延ミル(15番と16番スタンド)を更新する。