2009年7月29日

インドネシア、鉄鋼輸入に登録制

 インドネシア政府は鉄鋼輸入に際し、輸入業者の登録と、船積み前検査を義務付ける鉄鋼輸入業者登録制度を導入、今月26日から、船積み前検査をスタートした。同検査で検査証が付与されないとインドネシアでの陸揚げができなくなる。

 導入にあたって経済産業省はインドネシア政府と協議、同制度の除外規定の明確化を求め、ODA(政府開発援助)案件に使用される鉄鋼製品、再加工業者向け鉄鋼製品、保税倉庫搬入の鉄鋼製品については除外とすることとし、日本から輸出される鉄鋼製品のうち80%は同制度の除外とされることになった。これらに該当しない20%は検査が必要となる。同制度の期限は2010年12月末まで。