2009年8月5日

東北特殊鋼、電気自動車向けの部品開発を強化

 エンジンバルブ用耐熱鋼の国内トップメーカー、東北特殊鋼(本社=宮城県柴田郡)は、電気自動車向け部品の開発を強化する。電気自動車の普及に備え、顧客の設計段階から早期に共同で取り組む。

 素材から精密加工、熱処理まで一貫で提案できる強みを生かす。自動車の低生産が続く見込みから新製品の磁気測定装置の市場開拓を併せて進める考え。主力需要先である石化燃料車への鋼材・部品供給が減少する可能性があり、市場の変化に対応して新たな商品の柱を構築する。