2009年8月12日

東京地区の厚板、需要減続き弱含み 上半期回顧

 一般店売り厚板の需要環境は昨秋以来の景気後退に伴い、急激かつ大幅に悪化した。同時に市況も年初以来一貫して下げ局面が続いている。シャーリング(溶断加工)業者はじめ扱い流通各社の販売量は半減。過剰在庫を抱えて、在庫調整に努めてきた。

 年初に定尺(19ミリ、5×10)でトン当たり12万6000円、切板で14万5000円だった市況は8月現在、定尺が9万5000―10万円、切板が11万円どころと、それぞれ3万円前後の下げ幅となった。

スポンサーリンク