2009年8月13日

東京地区の普通線材製品、弱もちあいで推移

 2008年秋からジリ安基調で推移していた普通線材製品市況は年が明けると下落基調が鮮明になり、丸釘など輸入線材の使用比率が高い品種では1カ月の間にトン当たり3万円値下がりする局面もみられた。足元では市況の大幅下落は考えづらいが、7月下旬に値下げした流通もあり、8月以降も軟調推移する見込みが強い。加工メーカーや流通は大幅な減産、仕入れ減を継続してきたことから需要が多少とも上向けば市況の反発に結びつくとの見方は強い。市中価格は4ミリの針金がトン18万5000円、ナマシ鉄線が14万3000円。