2009年8月20日

日本金属工業、精密圧延品を拡販

 日本金属工業が2年前に独自開発した省ニッケルばねステンレス「NTKD―7S」の出荷が好調に推移している。昨今のニッケル価格高騰を受け、オーステナイト系ステンレスばねSUS304の代替鋼種として、海外の日系メーカー向けを中心とした拡販活動の成果が実を結びつつある。直近の出荷見込み量は月200トンと4月から約3倍以上に増えた。

 今春に発表したSUS301代替の省ニッケル鋼種「NTKD―3」、SUS301の伸び特性改善鋼種「NTK301HD」なども拡販品種にプラスし、今後ばねメーカー各社に精密圧延品の販売を強化したい考え。

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