2009年8月28日

台CSC、内需回復映し供給拡大

 台湾の中国鋼鉄(CSC)は高雄製鉄所の第3高炉の改修工事を9月初めまでに終え、鋼材の供給量を現状より増やす。国内需要が輸出産業中心に徐々に回復し、需給にタイト感が生じているため。

 第1高炉が12月に改修工事に入り、炉内容積のより大きい3号高炉にスイッチする格好。第1号高炉改修は11月の開始予定を供給確保のため1カ月延ばした。グループの中龍鋼鉄の新1号高炉は来年2月に稼働する予定。来年半ばには高炉5基体制が整い、国内・輸出市場の回復に備える。

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