2009年9月8日

鉄スクラップ、底入れムード強まる

 国内鉄スクラップ市況に底入れ気配が強まっている。東アジア向けの新規輸出契約価格が底値圏に突入したことに加えて、今月19日からの大型連休を控え、市中に先高への期待感が広がり、「鉄スクラップ入荷の停滞などが市況下落に歯止めをかけた」(商社)。

 8月下旬からは全国的に値下げが広がったものの、連休前後に必要な炉前在庫の確保へ向けて、電炉各社は再び鉄スクラップ買値の引き上げを余儀なくされそうだ。

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