2009年9月15日

シーヤリング工場、熱処理炉が来月稼働

 住友金属工業は昨秋から、関係会社のシーヤリング工場(大阪府堺市西区)の本社工場内にハイエンド厚板用熱処理炉の導入作業を進めていたが、今月末にもテストを含めたすべての作業を完了し、来月から本格稼働を予定している。新熱処理炉の能力は月間約2500トンで、徐々に稼働率を高め、最終的には4直3交代シフトでフル稼働をめざす。設備の完成により、鹿島製鉄所と併せた東西両拠点で厚板熱処理品の体制が整備される。今後は西日本地区の顧客に厚板熱処理品のきめ細かな対応を展開していく方針。