2009年9月16日

溶接金網市況、関東で様子見展開

 関東地区の溶接金網市況は様子見の展開となっている。流通筋は溶接金網が他の線材製品よりも早期に値下がりした経緯もあって価格は底打ちとみており、値下げする考えはない。ただ、需要が弱く加工メーカーや線材、異形棒鋼の市況を見ながら今後の価格を決めていく構え。

 鉄スクラップ価格が上向いている反面、東京製鉄は10月契約分の価格を全品種据え置いた。輸入線材価格が8月上旬の高値から下落しているなど、建築需要の低迷が続くなかで先行き不透明感が強まっている。

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