2009年9月28日

鉄スクラップ購入価格、輸出低迷で3万円割れ

 国内電炉メーカーの鉄スクラップ購入価格が反落した。輸出価格が頭打ちとなっていることが主な要因。指標品種のH2はトン3万円を割り、中心値が2万7500―3万円となった。高炉や特殊鋼電炉メーカーの生産が徐々に回復していることもあり、「鉄スクラップの需要自体は堅調。今回の下落は輸出が停滞していることを受けた一時的なもの」(流通筋)といわれている。