2009年9月30日

粗鋼需要、2500万トン回復 10-12月

 経済産業省が29日発表した2009年度第3四半期(10―12月)鋼材需要見通しによると、鋼材需要量は2334万トン(前期比131万トン、5・9%増、前年同期比97万トン、4%減)、これに伴う出荷相当粗鋼需要量は2528万トン(同91万トン、3・7%増、同112万トン、4・2%減)と策定された。

 アジア向けの自動車用薄板類を中心に普通鋼輸出が前期比4%増の680万トンと四半期ベースで過去最高水準となるほか、国内需要も09年度予算を前倒し執行する公共事業、自動車がけん引する。粗鋼は08年度第3四半期以来4期ぶりに2500万トン台に回復する。