2009年10月5日

異形棒鋼・ビレット、輸出価格下げ鮮明

 異形棒鋼と電炉ビレット(半製品)の輸出価格が下げ基調を鮮明にしている。原料鉄スクラップ価格の下落に加え、主要輸出先の韓国マーケットに中国やロシアから安値玉が流入しているため。

 10月積み韓国向けで異形棒鋼はFOBトン当たり580ドル、ビレット同470ドル。ピークだった9月積みと比べて50―60ドル安い。今月中旬から11月積みの輸出商談が始まる見込みだが、小棒電炉メーカーは輸出環境の悪化を受けて成約には慎重になっている。