2009年10月6日

鉄スクラップ、関東炉前2・5万円割れ

 国内の鉄スクラップ相場が先週末、トン1000―2000円続落した。関東では指標品のH2がトン2万5000円を割り込み、関西では全国で最高値を維持してきた大阪地区の下落幅が大きくなっており、他地域との値差が狭まっている。

 需給自体は極端に緩んでいないものの、「ある程度輸出が成約され輸出価格が浸透しないかぎり、国内相場の反発は考えにくい」(流通筋)と指摘されている。