2009年10月19日

共英製鋼・東京鉄鋼、経営統合 白紙に

 大手小棒電炉メーカー、共英製鋼と東京鉄鋼は16日、同日開催したそれぞれの取締役会で、経営統合の中止を決議したと発表した。年初から公正取引委員会は、両社の経営統合に関して第1次審査を進めてきたが、合わせてシェア80%超となる“ねじ節棒鋼”がネックとなったもようで、さらに詳細な審査が必要と判断、第2次審査に移行する方針を出した。

 これにより2010年4月の経営統合をめざして準備を進めてきた両社は、統合効果の早期実現が困難となったことから、統合を断念した。統合により両社とも上場廃止の予定だったが今後、それぞれ株式上場は維持されることになる。

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