2009年10月28日

鉄スクラップ、国内相場に反発気配

 国内鉄スクラップ相場に反発気配が出始めている。流通量の低迷が続くなか、26日実施された大阪での輸出入札の落札価格が国内相場を上回り、市中では先高観が台頭。

 「続落は考えにくい。今後の輸出動向によっては需給タイトになり、価格反発につながる」(流通筋)という。指標となる東アジア向け輸出価格(H2)は、FOBトン2万3300円前後。月初比約1000円安となったが大阪で実施された入札では落札価格がFAS2万3150円と現状の輸出相場より割高な水準となった。

スポンサーリンク