2009年10月29日

中山製鋼所、鉄鋼事業を抜本改革

 中山製鋼所は28日、構造改革とこれに伴う経営基盤強化計画を発表した。基本的には単独ベースの販売量が前上期(2008年4―9月)実績の7割の月間10万トンにとどまっても安定収益が出せる体質を構築する。

 具体的には来年6月末に転炉(中山式冷鉄源溶解法=NSR)、コークス工場を休止するとともに、自家発電などのエネルギー関連設備も止める。これに伴い、人員は2割強に相当する約200人強を削減し700人体制とする。一連の取り組みにより、来期(11年3月期)には連結業績の経常損益で黒字転換を図る。