2009年11月2日

日新製鋼、下期は経常黒字転換

 日新製鋼が30日発表した2009年9月中間期の連結経常損益は651億円の損失(前年同期222億円の利益)だった。販売価格低下・数量減に在庫評価損など一過性のマイナス要因が加わり大幅赤字となったが、7―9月期は販売数量の回復などにより損失幅が4―6月期の450億円から200億円に縮小した。

 下期は一過性のマイナス要因がなくなり、販売数量もさらに回復するため140億円の利益に黒字転換する見通しで、10年3月期の損失見通しを従来の620億円から510億円に修正した。中間配当は見送るが、期末配当は未定としている。