2009年11月24日

神戸製鋼、有利子負債を圧縮

 神戸製鋼所は2010年3月期末の連結有利子負債(プロジェクトファイナンス除く)を9月中間期末の9451億円から8300億円程度に圧縮する考えだ。

 期初時点では厳しい経営環境が続くとみて10年3月期末の有利子負債を9900億円程度と見込んでいた。資金調達環境は改善し、鉄鋼、アルミ・銅の生産・出荷が当初見通しから上振れ。総コスト削減計画も想定の2倍弱となる年間470億円ペースで進んでいる。

 下期の営業キャッシュフローが上期比で1100億円程度改善する見通しがついたことから、D/Eレシオ(負債資本倍率)1倍程度への回復をめざし財務体質の再強化に取り組む。