2009年11月24日

仏・エラメット、ニッケル生産最適化

 仏合金鉄大手のエラメットは19日、ニューカレドニアの子会社、SLNが5年以内にニッケル年産6万5000トンレベルで操業を最適化すると発表した。従来は7万5000トンをめざしていたが、足元の需要、市況などの環境に応じて生産規模を見直す。

 操業コストが上昇を続けるなかで、2012年時点で08年比9000万ユーロ(119億8300万円)のコスト削減をめざす。エラメットはニューカレドニア、インドネシアの新規計画による増産をにらみながら、既存事業の競争力を強化する狙いだ。