2009年11月25日

神鋼の980MPaハイテン、自動車骨格材に採用

 神戸製鋼所はロールフォーム加工技術を提案することで、日本の一部大手自動車メーカー向けに自動車骨格部材用の980メガパスカル級高張力鋼板の初採用を決めた。

 オーストリアのフェストアルピーネ・グループの加工会社、フェストアルピーネ・クレムスの加工技術をテコに、冷間プレスでは成形が難しかった部材の初採用にこぎつけた。需要家の量産評価を経て実用化に至る運び。鉄鋼会社のフェストアルピーネ・シュタールとの次世代ハイテンの共同開発などと併せ、高強度のハイテンの採用拡大に結び付けたい考えだ。