2009年11月25日

日タイ鉄鋼対話、無税枠 IF鋼は増

 日・タイ鉄鋼対話の第7回会合がこのほどバンコクで開催され、日・タイ経済連携協定(EPA)に基づき、日本からの対タイ鉄鋼輸出の2010年度無税枠について09年度比で、自動車用リロール材は減少、IF鋼は増加させることで合意した。

 酸洗材は日本側の約60万トン要求に対し、タイ側は44万トンと回答したため、最終的にタイ・商務省の輸入割当枠決定委員会で決定することになった。強制規格のタイ工業規格(TIS規格)導入問題では日本側が鉄鋼輸出に支障を来し始めているとして認証手続きの明確化など早急な改善を求めたのに対し、日本側も参加するタイ工業規格協会(TISI)のワーキンググループ(WG)で議論していくことで一致した。