2009年11月30日

三井物産、鉄鉱石持ち分6400万トン 2015年めど

 三井物産の金属資源本部は鉄鉱石などの資源投資を継続することで資源権益を着実に増やす方針だ。「新興国は持続成長サイクルに入った」(木下雅之本部長)と判断し、鉄鉱石は既存事業の拡張をテコに2015年時点で持ち分権益を6400万トンレベルに拡大する投資を継続している。

 海外の有力提携先との協業関係を軸に合金鉄やマンガン鉱石への事業投資、鉄スクラップの取引を拡大。新興国を主体に需要が拡大する原料の供給ソースを確保し、鉄鋼原料分野でさらにプレゼンスを高める考えだ。

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