2009年11月30日

異形棒市況、東西で下落に拍車

 異形棒鋼市況は建設需要の低迷を受けて続落し、関東、関西ともにトン5万円台前半に突入した。関東は前週比2000円、関西は同1000円値下がりし、ともにベースサイズで5万4000円中心(直送)で推移している。

 建築、土木ともに需要は停滞し、ゼネコン同士の受注競争が激化。そのあおりを受け、鉄筋工事に対する値下げ圧力が強まっており、材料の異形棒鋼価格も下落に拍車がかかっている。一部トン4万円台の安値も散見されるなど、今後は5万円をにらんだ攻防となる見通し。

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